2007-08-26

大学に来てよかったこと

今日は大学の理科教室という小さい子たちに理科を使った不思議な工作や実験を行う大規模な大学の行事の手伝いをした。
『工学院大学理科教室』

毎年ながら大盛況で、子供たちもとても楽しんでいるようでした。


その帰り、先生に誘われて都合の合う人だけ集まって食事する機会があったのですが、結局自分ひとりしか居なくてサシで先生と飲むことに…。

名前を忘れてしまったが、八王子にある新潟料理(主に佐渡)の豊富な魚と酒のうまい隠れ家的な見せに連れて行ってもらった。


そこではうまい日本酒を飲みながら刺身を喰らい、先生の奥さんのこと、娘さんのこと、娘の彼氏のこと、大学の先生の悪口など色々話したw


今回の理科教室についても、参加していない教授や、学校関係者が多いことにとても嘆いていた。

このような子供たちのきっかけになるような機会を大切にしなければいけないと先生と熱く語った。



また、大学での自分の立ち位置というか、特徴を考えてみるとあまり特化したものが無いという相談もした。

例えば回りには色々なことに長けている同学年の人がいるが、それに比べて自分にはとりえが無いなと感じていた。

しかし、人と比べることは全く無意味だということを先生に言っていただき、あと5年もすれば、今すごいと尊敬している友人のレベルもたいしたことがなかったなと感じることができるだろうと教えてくれた。

最近の自分は少し背伸びをしようとしすぎていたのかもしれない。

これからは無理せずマイペースに行こう。



もうひとつ、先生が大学に来た理由のようなことを酔った勢いで語ってもらった。

先生は研究職を30年ほどやって、最後にはNTTデータ研究所の所長まで勤めた人だ。

そのような先生だが、先生からは研究室に配属されてから一切技術的なことは教わっていないのに、様々なことを教わっていると感じていた。

それは先生が教えたい一番大事な、人間としての幹となる部分だということ。

これを教えるために大学に来たのだという。

技術だけならば、大学生だろうと専門だろうと1週間も本気で勉強すれば身につくものだ。

人との関わりや、当たり前の礼儀など、人間を育てるという目的のために教育者への道を選んだそうだ。



さらにうれしかったのは、先生は長年研究所の所長をしてきて、人の目を見ればその人が頑張れる人間か、やればできる人間かどうかがわかるといってくれた事だ。

つまり、今研究室に選ばれて配属された自分は少なからず先生にその印象を与えたということだから、とてもうれしかった。


大学教育とは何かを教えてもらい、この先生に出会えて本当に良かったと思う。

あと2年半。

死ぬ気で頑張ろう。



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