2008-11-30

チームを動かすために必要な3つのこと

日経アソシエの特集「チームを動かす技術」から感想文を書く。
来年度からは大学院で研究室の後輩がおそらく20人以上になる。
さらに研究もチームでやっているし、社会に出ればより一層チーム力は必要となるはずだ。
出来る限り早い段階でチームワークを意識していくために、自分なりにまとめてみた。


大きく分けて、リーダーの役割とは以下の3点にまとめることができると思う。
  • メンバーを育成する

  • 目標の方向調整をする

  • リーダー自身が成長し、チーム全体のレベルを上げる



  • 「メンバーを育成する」

    数人のお手本となるリーダーの話が2008/12/2のアソシエには書いてある。
    この話の中ですべてに共通するのが育成だ。
    メンバーがアウトプットしやすいようにリーダーが動く。
    困っているときは相手を追い込むのではなく、それとなく気付かせるようにする。
    結果が出せるように細かいところまで手助けする。
    結果が出たら、周りに対してチームのメンバーを称える。
    リーダーとは、メンバーに対していかに仕事ができる人間になるように育成出来るかが重要である。




    「目標の方向調整をする」

    リーダーの一番具体的なメインの役割としてこれが挙げられる。
    チームで動くには、メンバー全員が共通認識を持たなければならない。
    メンバーに目標について分かりやすく正確に伝え、知識やノウハウをしっかりと理解してもらう。
    現実にはメンバーが抱える仕事の進捗状況を確認し、間違った方向に行かないようにアドバイスすることが大切。
    また、コミュニケーションが一方通行にならないように、メンバーと同じ目線に立ってサポートしていく必要がある。
    そのためには自由でフラットなチームを作り、意見が交換しやすい壁の無い環境作りも必要になる。




    「リーダー自身が成長し、チーム全体のレベルを上げる」

    「メンバーを育成する」でも言っていたメンバーを出来る人間に育成するという話があった。
    これはメンバーによって育てられているリーダーのお返しにすぎない。
    リーダーも人間であり、完璧ではない。
    メンバーからの悪い部分の指摘などから、リーダー自身が成長することもあるだろう。
    リーダー自身が万能だと勘違いし、欠点や出来ないことを自覚し、克服する努力を怠ってはいけない。
    部下だけでなく、リーダー自身の上司などから指摘を受けるのも良い。
    「組織はトップの器を超えない」という言葉を逆に取れば、「トップが常に努力して成長し続ければ、組織の器も広がっていく」ということになるのである。



    この他、指示するだけがリーダーではないということにも気づいた。
    目標に向かって一緒に併走して、プレイングマネージャーのような人になった方が、メンバーの喜怒哀楽や、性格をつかみやすい。
    さらに自分たちと同じ仕事をリーダーもすることによって、自由でフラットなチームの雰囲気づくりもできるだろう。
    一方、一緒に併走することによってリーダーの弱い部分を見せたりすることにもなるが、その方が上辺だけの付き合いよりはいくらかマシになるはずだ。


    具体的なテクニックとして、メンバーに仕事を任せるときには「自分ができることをメンバーにやらせる」という鉄則がある。
    仕事をリーダーが全部やってしまうのはあり得ない。
    上手く仕事を分散すべきだ。
    リーダーができる仕事はメンバーにやらせて、わからないことなどがあってもリーダーが教えてあげられるようにする。
    一方苦手な仕事をリーダーがやり、リーダーとしての器を広くすることでチーム全体が成長するだろう。


    このようにチームを動かすためにはチームの育成・目標への方向調整・リーダー自身の成長が必要となる。
    あとは実践。
    最近の自分に当てはめて、この3つをしっかりと実践していこうと思う。


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    2008-11-22

    ワークスアプリケーションズ CEOセミナー/インターン説明会に行ってきた

    昨日は東京ビッグサイトにワークスアプリケーションズのCEO、牧野 正幸さんのセミナーと、入社5年パスで有名なインターンの事前説明会に行ってきました。

    インターン自体は、時期的に無理があるだろうと思って特に受けようとは思っていなかったのだけれども、この日はなんとセミナーの感想を書く小論文とマークシート(グロービズとかいう会社の出してる問題?)での筆記試験がありました。

    筆記試験内容はグラフをみて何が読み取れるか?みたいな問題とか、
    AはB、BはC、AはD…みたいな前提条件があって、じゃあCならばD?みたいな紛らわしい論理的思考問題。
    あとは100人にアンケートを取って、5種類の製品のうちどれを採用するかどうかって問題。

    僕は適当に考えてマークしていきました。
    適度に考えられて、結構楽しかったかもしれないです。


    まぁ筆記試験はおまけみたいなもんで、昨日は牧野CEOの話を聞きに行こうと思って行きました。
    セミナーの内容は私たち就活生が、今後どのように社会で生きていけばよいかという話でした。

    以下はそのメモ。2時間しゃべりっぱなしだったので内容がすごく多いです。
    ただ、細かいニュアンスとかも拾ってもらうにはバラバラ書くのもいいかもしれません。
    自分用備忘録みたいになっててごめんなさい。


    まずは今の世界の経済状況のこと。
    景気はまだまだ悪くなるそうです。別の不安要素があるとかないとか…。
    逆にポジティブに考えるならば、この時期に就活で仕事を選べる私たちはラッキーだとも言っていました。
    むしろバブル期に就職した人たちに関しては、今後ずっとバブル入社というレッテルを貼られるというようなことも言っていて、すごいポジティブシンキングがうまい人だと思った。
    あと、やはり中国・インド・韓国なんかの新興国に技術的にももう抜かれているとも言っていました。
    日本が辛うじて勝てているのは、ブランド力があるからで、人件費の安い国には勝てないようです。
    日本人が戦後急成長したのはアーカイブをキャッチアップして、ロボットみたいにミスなく実行するという教育をしていたから。
    今はこれをパクった新興国が、急激に伸びているそうです。



    次に、ワークスアプリケーションズを作るきっかけの話。
    ERP製品を取り扱っているワークスは、今では当たり前のような会社かもしれませんが、始まった当初はERPなどは各社がオーダーメイドで1つ1つ手作りのシステムを利用していたそうです。
    ところが海外で活躍していた牧野さんは、海外の企業は人事のソフトウェアとかを買ってそのまま作っていることに気づいた。
    オーダーメイドなんかで作るからお金がかかってしょうがない。
    それに気付ける力があったから、企業に至っているような話をしていた。



    ここからが我々就活生にとっての本題。
    どんな企業に入るべきなのか?

    まず、現時点で一流の会社に入社すると成長できない。

    一流の会社⇒社長とか色んな人が入れ替わっても一流=組織力があるおかげ

    組織力が一流企業では確立していて、人の入れ替わりがあってもト○タはト○タでいられる。

    いくら能力のある新人が入っても、企業内のアーカイブをキャッチアップし直さなければいけない。
    色んな考えを持っている新人を、企業の組織色に染めて、歯車化する。この話を聞いて、僕はそんな風に思いました。

    優秀な人が一流企業に入るとロジカルシンキングばかりでクリティカルシンキングが育たない。
    「新しいことをやろう!」とか、「この問題はこうすればビジネスモデルになるな。」という気づく力というのは、クリティカルシンキングが育っていないと出来ないこと。

    今の就職活動では組織力が重視されがちで、面接とかでも人事が組織にハマっていける人を選んで、最後の役員面接に見せる学生を進めていく。(まじめで明るくて体育会系で…。)
    そして一流組織に入って、昇格することを競う。
    この話は昔は国が成長していたからOK。得だし。世の中良かったし。
    今は一流企業に入っても、幸せになれない。
    会社が生きるか死ぬかの時、組織力さえ保てればいいから、人はいらない。
    一部のスターになれる人だけ残してあとはリストラ。これは実際過去にもあった皆も良く知っているはずの事例。

    そこで組織力しか身につけてこなかった一流企業の人たちは力がない。
    一流企業に居る人は、一流になれない。それが一流企業の欠点。


    就活生にとって具体的な話をすると、進むべき道は2つある。

    1.自分で起業。
     問題解決能力がついた。リスクも少なそうだ。借金しなくても済みそうだ。と思ったら行けるそうです。社会で成長する上で、経営者になったときが一番伸びることができるそうです。降ってくる問題の量が半端じゃないから。


    2.自分がロジカルだと思ったら、良い企業に入って成長する。
     ただし、自分に常に問題がたくさん与えられるような、困らせてくれる環境を選ぶべき。
    シリコンバレー企業みたいなところで成長し、会社がつぶれても平気で、他の会社でいつでも働けるようになる。
    例えばリーマンブラザーズが潰れたとき、そこの社員がもっといい給料でマッキンゼーみたいな企業に転職したり、ビジネスモデルずらりとならべて、どれで起業するかな~って考えられたり、そういう力を付けるべきだと言っていました。



    最後にどういう人間になるべきか、どういう仕事をするべきかという話。
    社会貢献性があって、人のやっていない仕事、世の中の矛盾を見つけ、仕事を通じて社会貢献できる人になれたら良い。
    (ナンバーワンクラスでの)オンリーワンになれ。
    この仕事は私にしかできない。代わりはいない。そんな仕事に就けたらハッピーですね。

    30歳位までは、考える力をつけられる仕事に突っ込んでいけ。
    最低5~10年、もっと良い方法ないかな?って考えられる仕事が良い。
    新しいことをやろうとしている、ベンチャーで社会貢献もしようとしている会社
    が良い。
    考えられて、頭が柔らかくて、クリエイティブシンキングが高くないと出来ない仕事が良い。


    最後の最後にクリエイティブシンキングが高いかもしれない人の牧野CEOの経験則からの心理テスト
    ・飽き症である。
    ・素直じゃない。
    ・これやってってことに対して逆らう。
    ・先生の言うこときかなかった。



    あー、長い…。
    まとめてなくて長文ごめんなさい。
    ただ、すごく役に立つ話をしてくれて、感謝している。

    次から次へと問題が降ってくる会社。
    ベンチャーで新しいことをやっている会社。

    これも新たに仕事探しの指標にしようと思う。

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    2008-11-15

    Google × iPhone × 音声認識

    ヤバい!熱い!Googleが電話音声を音声認識し始めました!

    iPhoneに目的地や質問を喋ると数秒で答えが返ってくる無料アプリのダウンロードが始まってるそうです。



    レスポンスが早い!
    精度はまだまだみたいですが、みんな使うようになったら恐ろしいことになりそうですね。

    今度はみんなの声までもGoogleは収集しちゃうみたいです。
    怖いなぁ。。。

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    2008-11-12

    Chapeau Bleu

    最近やたらとワインを飲んでいる。
    せっかくだから、いいワインがあればblogにメモしておこうと思う。
    第1弾として、「Chapeau Bleu」を載せてみる。

    近所の酒屋で580円の激安フランス産ワイン。



    辛口だけど、飲みやすい。
    テーブルワインです。

    「あー、ワイン飲みてぇ~、けど金ねぇ~」って時にすごく合うワイン。
    結構色んなところで売ってるはず。
    近所のカクヤス(酒屋)で買いました。

    もうすぐボジョレーですね。
    味はともかく、ワインが飲めるのが楽しみです。
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    2008-11-11

    XHTML+CSS初心者に最適な本

    CSS Nite BiginnersというCSSをちゃんと勉強したい初心者向けのセミナーをやっているところから、CSS学習に最適の本が本日11月11日発売です!




    CSS Nite Biginnersの開催背景↓
    2005年のCSS Niteスタート時に比べると、CSSレイアウトに関するノウハウは枯れつつあり、またハック多用の時代から、「ローハック/ノーハック」へとトレンドも移行しています。

    それとは裏腹に、まだまだテーブルレイアウトで作業している方も少なくなく、移行のチャンスをつかめずにいるとも聞いています。

    このような状況を踏まえて企画したのが「CSS Niteビギナーズ」です。これから取り組みたい方や、改めてじっくり学びたい方に役立てれば幸いです。


    一度Webページを作ったことがあるけれども、どうも良くわからなかった自分にとっては最適な本です。
    以下は大まかな目次。

    * XHTMLのキホン
    * CSSのキホン
    * CSSセッティング
    * CSSデザインのための実用テクニック
    * CSSレイアウト
    * CSSデザインのブラウザ調整
    * 多様なデバイスでのCSSデザイン
    * JavaScriptライブラリとCSS
    * CSSトラブルシューティング集

    自分にとって知りたい情報満載です。
    JavaScriptとCSSの辺りなんか、めちゃめちゃ興味あります。

    サマーインターンでかなり苦労したし、これを機に、ちゃんと勉強したいと思います。

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    2008-11-10

    coming soon

    ブログがcoming soon状態です。

    特にリニューアル予定とかありません。

    ただ、楽しみたかっただけです。

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    2008-11-08

    多事争論 ~この国のガン~

    筑紫哲也NEWS23の筑紫さんが先日亡くなった。

    私もずっとこのニュースを見てきた。
    このニュースで一番特徴的なのは「多事争論」というコーナー。
    筑紫さんはこのコーナーを通じて、日本への問題提起をずっとしてきている。

    多事争論は以下のサイトに動画でまとめてある。
    http://www.tbs.co.jp/news23/old/onair/taji/souron08.html
    (月別リストというところから過去数年分も見れる)

    そして昨日のNEWS23を見て、筑紫さんはWEB上でまだ多事争論を発していたということを知った。

    WEB多事争論

    その中でも最後の1つ。
    今年の8月に収録された筑紫さんの多事争論が、今の日本について、とても分かりやすく、実に本質的な問題提起をしてくれている。


    「この国の問題だって、問題ははっきりしている。ある意味では単純である。だからやれることは簡単かというとそうではない。しかし「問題はここにあるんだ。」ということはまずははっきりしないと何事も始まらない。その上でそれにむかって戦うのか、あるいはそれに負けるのか。そこが私達に迫られている選択肢だろうと思います。」



    具体的な問題提起は以下の通り。

    政治というのは古典的には、「世代の間でパイを奪い合う」ということ。
    この国のどの世代にどのくらいのお金を使うのか?
    その配分の争いが政治だといわれているそうです。

    私達の国のおかしさといえるのが、「お金が高齢者世代にも、若い世代にもどちらにも行っていない」ということ。


    先進国では教育費にGDPの5%を使っているのに、日本では3.3%しか使っていない。
    他に資源が無く、教育しかとりえが無いくせに使われていない。

    高齢者に関しては保険を別にしようとしている。
    先進国の中で日本は医療費をきちんと使っていないという国となっている。

    「未来にも投資して無い、過去にも投資して無い。」
    道路に毎年59兆円使い続けたり、変なところにお金が使われている。


    生きていくために使われていく栄養やエネルギーがガンに吸い取られていくように、この国はガンにかかっていると言える。
    問題は単純だ。しかし、ガンはそう簡単には治らない。


    医療・福祉、教育の問題が大きな社会問題になっている。
    自分達に出来ることは何か。

    私も2年後には社会に出る。
    社会を知った上で、どんな職に就くべきか、もう一度よく考えてみようと思う。

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    2008-11-07

    綺麗なコードを書くための本

    備忘録です。
    どれも定番。


    これが一番お勧め。名著。



    これも同様にお勧め。



    これが一番名著かも。必読。


    どれもプログラムを綺麗に書いたり、大勢でプログラミングしたりするときは全員読んで実践するとすごく仕事が捗るって、夏のインターンで会ったすごい人が言ってた。

    しかし…どれも高いすなぁ(・ω・;)(;・ω・)

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    2008-11-04

    上手いプレゼンのために

    今日はゼミでした。
    ところが風邪をひいてしまい準備が出来ていないまま、発表まであと5時間という状況から急いで皆に伝わる資料を作る必要がありました。

    そこで最近ハマっているライフハック(笑)でいろいろ裏ワザをスライドに盛り込むことに。

    まずはプレゼン資料の全体的な作り方の話。
    説得力のあるスライドを作る3つのポイント
    特に、シンプルに資料を作ることを重視しました。
    キーワードか写真を並べて、それについて語る。まぁまぁ出来ていたような気が…。
    イメージはappleのスティーブジョブズ。keynote欲しい…。


    あと、ゼミの中にブレインストーミング的な要素を入れて、議論を煽りたかったのでそんなのも作ってみた。
    参考にしたのは「ブレインストーミングは死んだ! ブレインストーミング万歳!」でブレインストーミングでやってはいけないことを参考に、やらなければいけないことを準備した。ここでは背景と考えてほしい問題を全員に簡単にイメージしてもらって、擬似的なプロジェクトメンバーになってもらうことだ。

    問題定義にはゴードン法という手法も使ってみた。
    基本的なブレストのルールには

     1.なんでもOK
     2.批判禁止
     3.質より量
     4.便乗発展

    がある。ゴードン法ではこれに、

     ・参加メンバーに本当のテーマを知らせない。
     ・テーマを抽象化して提示する。

    という方法をのせます。
    今回はテーマを知らせちゃったのですが、自分的にはイメージはしやすかった。
    あまり研究を知らない人でも、日常生活に照らし合わせて発言してもらえるから良い方法かもしれない。
    新商品開発なんかには、ゴードン法は有効だそうだ。

    あとはAppleのブレストで使われている魔法の言葉を使ってみた。
    方法は簡単。
    プロダクトの会議などで、「何を作れば売れるか?」ではなく「何ができたら面白いと思う?」と最初に問いかけるだけ。

    とまぁ色々工夫してみたのですが、資料の出来は時間がなくなって中途半端。
    さらに風邪でトーンダウンしていたので、思考もはっきりしていませんでした。

    皆優しくてちゃんとブレストっぽくなってきて、一応最低限のレベルでの発表ができたと思う。
    でもまだまだです。
    練習もせずに話したから自分でも何言ってるかわからなかったし。

    でもまぁ「風邪ひいてるにしては良く出来た」。
    今回はこれくらいで勘弁して下さい。。。

    不都合な真実みてこの会社のプレゼン技術の勉強します。

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