2007-10-17

研究とは何か

研究 (けんきゅう) とは、ある特定の物事について、(1)人間の知識を集めて考察し、(2)実験、観察、調査などを通して調べて、その物事についての事実を深く追求する一連の過程のことである。語義としては「研ぎ澄まし究めること」の意。
(wikipedia)


今日はゼミで今自分がやっている研究が本当に研究であるか?という問いを先生に投げかけてみた。

これまでやってきたことといえば先生に元となるシステムを購入してもらい、それを元に医師と一緒にシステムを開発してきた。

そして不具合を直しながら今現在まで運用実験と称してシステムを動かしている。

これはただの開発ではないか?
という考えが少し前(大学院試験の面接)からあった。

「この中で自分は何をするのか?」という問いかけが面接時にあったので、これを1から全て開発していくということは研究にはならないのかと不安になった。

自分のやっている研究はあまり知られていない『社会システムデザイン』という分野。
これは社会のシステム・暮らしをデザイン・研究するというものだ。

今やっていることは1から全く新しいことをやっていて、社会における問題点を解決するためのシステムを作って研究している。

恐らく面接の時には基礎研究のようなことは自分はなにかやらないのか?ということか、
もしくはそれだけ進んでいるということは元々あったもののように感じられたのではないか?

半年が経った時点での研究の進み度合いだけならば学部で一番進んでいるのではないかと自負しているのだが、これらを開発・運用していく上で研究することは山のようにたくさんある。
それを一つ一つ話せばキリが無い。
だから『こういう研究をしている』と説明するときには『このようなものを開発しました』というふうに説明している。

開発だからといってそれが研究ではないというのは先生も言っていたがそれは本当に狭い考えだと思う。
今まで誰もやってきていない未知の部分を開発しているのだから、これは明らかに研究だ。

使ってくれている医師からはとてもいい評価を頂いている。
また、結果や使用者の反応なども逐次ログをとってくれたりとても感謝している。

最終的な評価は
『使いやすいか?』
『使えるシステムか?』
『社会システムが改善されたか?』
というところに注目するべきであろう。

もうすぐ卒論のまとめをしようと思っているが、その時にまた詳しく考えたいと思う。

とにかく面接のときに言われた自分のやっている研究の研究性の有無について納得がついたので大分考えがまとまった。
このまま突き進んで大丈夫。

あとは論文をまとめるだけだ。



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