大学院を卒業する時に恩師に頂いた稲盛和夫氏の「生き方」という本を読みました。
この本には教授から何度も何度も言われてきた、"愚直に生きる"というこれから社会人になる自分への最後のメッセージが綴られていました。
しばらくこの本の存在を忘れ、最近配属も決まり、本格的に仕事が始まってから何かフワフワした気持ちのまま毎日を過ごしていました。
仕事自体は本当に面白く、やりがいはあります。
しかし、最近は自分の技術力不足など、不安が募るばかりでした。
そんな時、この「生き方」を手にとって読んだところ、今の自分に一番大切な、いつも教授が言っていたことが書いてありました。
それは「精進」することの大切さ。
精進とは一生懸命働く事、目前の仕事に脇目も振らず打ち込む事です。
最近の自分は傍目からは長く会社に残ったり、忙しそうに見えている様ですが、いまいち自分の作業に納得できるほどの全力を出し切れていませんでした。
そこで、本の中に書いてあった、心を磨くために必要な「六つの精進」という部分が今後の自分にとって本当に大切なことであると感じたので此処に記しておきたいと思います。
1. 誰にも負けない努力をする
人よりも多く研鑽する。また、それをひたむきに継続すること。不平不満を言う暇があったら、一センチでも前へ進み、向上する様に努める。
2. 謙虚にして驕らず
謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化させることにもつながっていく。
3. 反省ある日々を送る
日々の自分の行動や心のありようを点検して、自分のことだけを考えていないか、卑怯な振る舞いはないかなど自省自戒して、改めるよう努める。
4. 生きていることに感謝する
生きているだけで幸せだと考えて、どんな小さなことにも感謝する心を育てる。
5. 善行、他利行を積む
善を行い、他を利する、思いやりのある言動を心がける。その様な善行を積んだ人には良い報いがある。
6. 感性的な悩みをしない
いつまでも不平を言ったり、してもしかたのない心配にとらわれたり、くよくよと悩んでいてはいけない。
そのためにも、後悔をしないようならい、全身全霊を傾けて取り組むことが大切である。
この、文字にしてしまえば平凡すぎるほどの、この様な当たり前の、人として正しくあるための心掛けを日々の暮らしの中で実践して行きたいと思います。
ここに記すだけで無く、普段の生活で実行して行くことが一番肝心です。
あとはやるだけ。突っ走ります。
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